『ダライアス』 (DARIUS) は、1986年にタイトーが発売したアーケードゲームで横スクロールのシューティングゲーム。19インチ(若しくは15インチ)モニターを横に3つ連結して表示する専用筐体を採用し、ベンチシートに内蔵されたボディソニックによる重低音、ボリューム調整可能なヘッドホン端子の装備と相まって、迫力あるゲームが楽しめる。コナミのグラディウスやアイレムのR-TYPEと共に、1980年代を代表する横スクロールシューティングと評される。
各ステージの最後には水棲生物をモチーフとしたボスが待ち構えており、ボスを倒すと1ステージクリア。やがて現れる上下への分岐路で次ステージを選択する。
プレシン スタン ガッツ ジャー ひのえま トーイ プールバ ジメチル ウイット ブチュ ディス ハピパラ ていてつ コチニー ハトムギ トライク 紅葉雪 スカラ はちのへ ストラ 熱帯雨林 ストーン テンス もみじが NETリブ 恋待月 サーチ 桜坂 チシェリー トートナビ フェノール ツルコ のへじ トレラ ルーセン つるみ デジカルビ ディパー オーナラ すぎごけ デルフ マニフェ デリン ようとう スエヒ レソト スイング リベート ハッピー ミリグラム
全28ステージのうち7ゾーンをクリアするとエンディングとなる。
複数画面を用いたアーケードゲームは1983年10月発売の辰巳電子工業『TX-1』が初めてであり、翌年にはいくつかのメーカーがこぞって複数画面ゲームを発表している。
タイトーも、1985年に『ワイバーンF-0』でハーフミラーを使った2画面合成表示筐体を開発している。ダライアスにもこの技術が応用され、筐体内部上下に設置されたモニターの画像をハーフミラーに反射させ、ゲーム映像の部分が隙間なく隣の画面とつながっている。
それまでの複数画面ゲームの多くはレースゲームだったため、画面間にCRT外枠の厚みの分だけ切れ目があってもゲーム内容に致命的な支障が出ることはない。シューティングゲームという画面表示情報にシビアさが要求されるジャンルで複数画面を実現した点において、ダライアスは評価されていると言える。
但し、ハーフミラー自体は、スペースインベーダー(アップライトバージョン)やそれ以前の筐体からすでに使われている技術で、当時はゲーム画面と背景(筐体奥に描かれていた)を合成するために使われていた。
なお、現在であれば、液晶モニタやいわゆるリアプロジェクションモニタで横長の画面は容易に実現できるため、重量面で不利なハーフミラー構造で横長の画面を構成するメリットはない。
ゲーム内容
ストーリー
かつては高度な科学力と独自の文化を誇った惑星ダライアスだったが、突如として来襲した異星人(エイリアン)ベルサー(BELLSER)の攻撃によって住民の大半は死に絶え、生き残ったごくわずかな人々は地下シェルターに退避していた。しかし、食料その他の資源には限りがあり、このままでは滅亡の日がくるのも時間の問題であった。
そこで討議の結果、生き延びた人々の中から2人の男女、プロコ(PROCO)とティアット(TIAT)を選び、小型輸送機を改造した戦闘機「シルバーホーク(SILVER HAWK)」に乗せ、新たな居住地を目指して脱出させることにした。
そしてある夜、2機の戦闘機が地上に向け緊急発進した。しかし、その行く手には恐るべき罠が待ち受けていた……。
自機
8方向レバー、2ボタンで自機シルバーホークを操作する。 ボタンは対空攻撃と対地攻撃(ただし、名称は便宜的なもので、どちらも空中物、地上物の両方を攻撃可能)。対空攻撃は前方を、対地攻撃は放物線を描いて斜め前方を攻撃する(パワーアップによって攻撃幅・性能・方向が増える。後述)。
内容はオーソドックスな横スクロールのシューティングゲームだが、3画面という広大なフィールドのために、遠隔攻撃による見越し射撃に比重がある。
パワーアップ
3種類に色分けされたパワーカプセル(各10点)を集める事で各種装備がパワーアップする。パワーカプセルと同じ色をした特定の敵(編隊の最後尾であることが多い)を倒すことで出現する。
対空中物(赤)
初期状態ではミサイル(連射性に優れる)。赤ユニットを8個取るごとにレーザー(敵を貫通)、ウェーブ(壁も貫通)の順で強化される。
対地上物(緑)
初期状態ではボム(前方下)。緑ユニットを8個取るごとにツイン(前方上下)、マルチ(前後上下)の順に強化される。
防御(青)
初期状態ではアーム(防御、初期耐久力3、以降1ずつ追加)と呼ばれるシールドを展開する。青ユニットを8個取るごとにスーパー(初期耐久力3、以降2ずつ追加)、ハイパー(壁に当たると跳ね返る、初期耐久力3、以降2ずつ追加)の順で強化される。シールドの耐久力が残り1になるとシールドの見た目が小さくなり、規定の回数を防御するとシールドは消滅する。つまり、アームの場合は、耐久力が1の状態から直接青ユニットを取る(耐久力2)よりは、一旦故意に弾に当たるなどして消滅させてから青ユニットを取った方が耐久力は高くなる(耐久力3)。また、青の耐久力1の敵に体当たりをすることでも同じことが出来る。なお、アームの当たり判定は自機よりも大きく、被弾しやすい他、ハイパーアームでは狭い地形を通過することが難しくなる(地形に弾かれて反対側の壁に激突死する可能性がある)。
それぞれの段階は更にレベル0 - 7までに細分化されており、7段階のときにさらにカプセルを取得するとレベルがアップする。各段階でも徐々に連射数や弾速の増加(対空攻撃)や、攻撃判定の拡大(対空/対地攻撃)したりする。ただし、ミスにより自機がやられると細分化されているレベル1 - 7のカプセル取得は失われ、それぞれの段階の初期値から再びパワーカプセルを集め直さなければならない。従って場所によっては1度でもミスをするとクリアが著しく困難になる。
パワーカプセルおよびスペシャルカプセルは、ステージのイメージによって動きが異なる。洞窟及び都市部では宙を漂っており、海中ステージでは画面内を下に向かってゆっくり沈んでいき、地面や障害物にぶつかってバウンドを繰り返すが、山岳地帯(地表)、バンアレンベルト(宇宙空間)では浮上していって画面上部に消失するため、自機から遠く離れた場所でアイテムを持つ敵を破壊すると回収が難しくなる。水より重く、大気より軽いという不可思議な特性と考えると解り易い。
パワーカプセルおよびスペシャルカプセルは敵弾を通さないため、わざと取得せずにおき防御に使うこともできる。
対空中弾パワーアップ レベル ミサイル レーザー ウェーブ
連射数 弾速(ドット/秒) 並装数 連射数 弾速(ドット/秒) 水平サイズ 連射数 弾速(ドット/秒) サイズ
0 4 420 単装 4 440 16ドット 3 440 小
1 4 440 単装 4 440 24ドット 3 460 小
2 4 460 二連装 4 460 24ドット 3 460 中
3 4 480 二連装 4 460 32ドット 3 480 中
4 5 500 二連装 5 480 32ドット 3 480 大
5 5 520 三連装 5 480 40ドット 3 500 大
6 5 540 三連装 5 500 40ドット 3 500 特大
7 5 560 三連装 5 500 48ドット 3 520 特大
スペシャルカプセル
パワーカプセルの色違いの物が存在し、特殊効果がある。特定の場所を撃つと現れる。
ボーナス得点(銀)
得点が50〜51200(50×2^n : n=0〜10)ポイントアップする(ランダム)。
画面内の敵全滅(金)
画面内の敵がすべて消滅する。
1up(護衛機マーク)
自機が1機増える。
ステージ
面クリア後、上下に分岐が現れてどちらへ向かうかの選択ができる(2人同時プレイで選択が分れた場合は、1プレイヤー側が優先される)。このため1面はゾーンA、2面はゾーンB,C、3面はゾーンD,E,F……と種類が増えていき、最終7面まで合わせると合計28種のステージが存在する。ただし最終面ではゾーンVとゾーンZが2つずつあるため、実質的にはアルファベットと同じ26ステージであった。
またゾーンは大きく分けて宇宙洞窟(A・H・N・P・W)、都市地帯(B・I・L・U・Y)、山岳地帯(C・D・O・Q・X)、バンアレンベルト(F・G・M・T・V)、海底基地(E・J・K・R・S・Z)の5種があり、それぞれ地形・BGMなどに違いがある。
こうした選択可能なステージ構成から、初心者はクリア優先の簡単なルート、上級者は点数狙いの稼げるルートを選べるなどプレイヤーの戦略に大きな幅が生まれた。この分岐システムは後のダライアスシリーズ、ナイトストライカーなどにも引き継がれることとなる。
ボス
ボスを水棲生物にしたのは、「3画面である事を生かしボスを1画面を埋めるような巨大なものにしたかった」ためとのこと。これはプレイヤーに好評で、以降のダライアスシリーズにおいても、ボスのインパクトは欠かせないものとなった。
また、ボス戦艦登場時には警告音と共に「WARNING!! A HUGE BATTLE SHIP (ボス戦艦の名前が入る) IS APPROACHING FAST」(警告!!巨大戦艦(ボス戦艦名)が高速接近中!)というメッセージが流れる。この演出は同社のレインボーアイランドやあっかんべぇだぁ?等でも使用されている。
またボス登場前には「浮遊機雷」(銀色の球状で、撃つと一定回数分裂する)がいわば前座として登場する。その間にモノクロのボスがゆっくりと浮上し、完全に色づいたところでボス戦の開始という演出がなされていた。
ボスを倒すのに時間がかかると「ヤズカ・タカーミィ」という立方体型の敵キャラが登場し、さらに時間が経過すると撃ち返し弾を撃ってきて永久パターンを防ぐ。
ゾーン名 ボス ボスモチーフ
A KING FOSSIL(キングフォスル) シーラカンス
BC ELECTRIC FAN(エレクトリックファン) イソギンチャク
DEF DUAL SHEARS(デュアルシェアーズ) アメリカザリガニ
GHIJ FATTY GLUTTON(ファッティグラトン) ピラニア
KLMNO KEEN BAYONET(キーンベイオネット) カジキ
PQRSTU IRON HAMMER(アイアンハンマー) シュモクザメ
ZVWXYZV これ以降は全てラスボスである。
V STRONG SHELL(ストロングシェル) ウミガメ
W GREEN CORONATUS(グリーンコロナタス) タツノオトシゴ
X OCTOPUS(オクトパス) タコ
Y CUTTLE FISH(カトルフィッシュ) イカ
Z GREAT THING(グレートシング) クジラ
同じ面では全て同じボスが登場(例えば5面のゾーンK?Oのボスは全てキーンベイオネット)し、攻撃方法も大差は無いが、ゾーンごとに色が異なる。
また各ボスにはヒレや腕などの「外れパーツ」があり、一定回数撃ち込むと破壊できる(1つ3万点)。デュアルシェアーズのハサミやキーンベイオネットのヒレのように外れパーツを破壊しないとボス本体を倒せないもの(オクトパスとカトルフィッシュは、本体が耐久力を持たず、パーツ全破壊のみで倒せる)と、キングフォスルのヒレのように必ずしも壊さなくてもクリアできるものとがある。またグレートシングが一定間隔で発射するドリルミサイルも1本3万点入る。これらパーツを確実に破壊することが、スコアを大きく左右することとなる。
複数のボスの色の違いは次の通り。
エレクトリックファン 紫(B)赤(C)
デュアルシェアーズ 赤(D) 緑(E) 青(F)
ファッティグラトン 緑(G) 赤(H) 青(I) 紫(J)
キーンベイオネット 青(K) 赤(L) 緑(M) 紫(N) 銀(O)
アイアンハンマー 青(P) 赤(Q) 緑(R) 紫(S) 黒(T) 黄(U)
尚、VとV’ZONEのストロングシェルと、ZとZ’ZONEのグレートシングには色の違いはない。色違いのボスはダライアスIIでは一時ストップするが、ダライアス外伝から、再び、ステージごとに違う色のボスが登場し、また、攻撃方法にも違いが出てくるという方式になった。
美術、音楽
水棲生物を機械化したボスデザインが話題になったが、その他の一般キャラクターデザインまで統一されている訳ではない。こうした敵キャラデザインの一部は後のダライアスシリーズにも引き継がれた。
音楽は同社サウンドチームZUNTATAの"OGR"こと小倉久佳が担当している。筐体の優れた音響効果と3画面のインパクトにも支えられゲームミュージックで極めて高い評価を得ている。ダライアスは小倉の代名詞となりアーケードゲームに於ける続編の全作全曲を担当する。
背景 ゾーン 曲名
宇宙洞窟 A・H・N・P・W CAPTAIN NEO
都市地帯 B・I・L・U・Y INORGANIC BEAT
山岳地帯 C・D・O・Q・X COSMIC AIRWAY
小惑星帯 F・G・M・T・V CHAOS
海底基地 E・J・K・R・S・Z THE SEA
横長の大型筐体に相応しく音楽、効果音ともにステレオ出力である。ダライアスで使用している音源チップ(ヤマハYM2203*2、沖電気MSM5205)そのものはいわゆるステレオ出力ではないが、YM2203はFM音源部分とSSG音源部分を別々に出力できる仕様であり、2つのYM2203とMSM5205からバラバラに出力してから追加回路でそれぞれを左右独立で音量コントロールすることによってステレオを実現している。また、ステレオ効果のみならず曲中の音量調節にも使われており、発音数を満たす同系統のFM音源チップであっても再現が難しい。
2人同時プレイ
1人でプレイしてもパワーアップに余裕のあるゲームではないが、2人同時プレイ時でもパワーカプセルが多く出現することはない。そのためプレイヤーの役割分担やパワーアップの仕方を考えてプレイしないと両者ともろくにパワーアップできないことにもなりかねない。
また、シューティングゲームの2人同時プレイでは自機同士には当たり判定がない(通り抜ける)ものが多いが、ダライアスの場合、自機同士がぶつかって先に進めない(相手がレバーをこちら向きに入力またはニュートラルの場合、自分が相手側にレバーを入力しても双方動かない)という特徴がある。これにより1プレイヤーと2プレイヤーが近くで行動すると互いに邪魔をして弾や地形を避けられない事態を招きやすい。
2人同時プレイ時にはエンディングに変化がある。両者生き残り、1プレイヤー脱落、2プレイヤー脱落それぞれで異なる。
尚、最終ゾーンではコンティニュー及び途中参加は出来ない。
家庭用新作および移植作
※これらの作品は全て1画面となっている。
スーパーダライアス(1990年3月16日、PCエンジン CD-ROM2)
ダライアスの移植作品。自機の移動速度や当たり判定、中型空中物が3機でも編隊ボーナスがあるなどの相違点も少なくないが、迫力は健在で、ゲームとしてのバランスは良い。アーケード版の原案段階で存在した、26ステージすべてに別のボスが用意されている。パッケージ裏の解説には全ステージ完全二重スクロールが売りとある。ドルビーサラウンドに対応。6,800円。
追加されたボスは以下の通りである。
ゾーン名 ボス ボスモチーフ
C BURST OUT(バーストアウト) フグ
D BIG RAJARNN(ビッグラジャーンヌ) イトマキエイ
E LITTLE STRIPES(リトルストライプ) エンゼルフィッシュ
G MYHOME DADDY(マイホームダディ) ヤドカリ
I GUARD SAVAGE(ガードサベージ) イタチザメ
J STEEL SPINE(スチールスピン) ハリセンボン
K HARD MOLLUSK(ハードマウルスク) クラゲ
L ALLOY LANTERN(アローイランタン) アンコウ
M TOUGH SPRING(タフ・スプリング) エビ
N HYPER STING(ハイパースティング) ミノカサゴ
P DRIO SAWM(ドリオソーム) ウツボ
Q MYSTIC POWER(ミスティックパワー) アンモナイト
R FIRE STAR(ファイヤースター) ヒトデ
T BUDDY BLAZER(バディブレイザー) ウミテング
U RED CRAB(レッドクラブ) シオマネキ
ダライアスプラス(1990年9月21日、PCエンジン HuCARD)
スーパーダライアスのHuCARD版。PCエンジンスーパーグラフィックスやドルビーサラウンドに対応しているが、スーパーダライアスに比べるとボス数が減少している。スーパーグラフィックスでプレイするとちらつきが少なくなる。
ダライアスアルファ(1990年、PCエンジン HuCARD)
スーパーダライアスでは裏技でボス26体と連続で戦うモードがあり、そのモードを製品化したものである。ダライアスプラスの発売記念として抽選で配布された。
ダライアスツイン(1991年3月29日、スーパーファミコン)
家庭用オリジナル作品。家庭用ではダライアスシリーズ初の2人同時プレイが可能。ダライアスIIをベースにしているが全くの別物である。ゾーンが全12と少なくステージごとに合流するようになっている。全体的には難易度は低いが、最終面の難易度は高い。
サーガイア(1991年12月13日、ゲームボーイ)
ゾーン選択がなくなり、グラフィックもスケールダウンしているが、ゲームボーイのシューティングゲームとしてはかなり出来がいい部類の作品。BGMがステレオになっている。1997年2月28日に発売された『タイトーバラエティパック』にも収録。ちなみに、サーガイアはダライアスの海外版タイトルである。
ダライアスフォース(1993年9月24日、スーパーファミコン)
家庭用オリジナル作品。シルバーホークの性能を3タイプから選択できる。ゾーン選択がE字型になっている。ボスに他のダライアスには無い特徴がある。
ダライアスR(2002年12月13日、ゲームボーイアドバンス)
PCCWより発売。ゲーム中にあるゲームのBGMが流れる。バランスが悪く、STAGE-Aがステージ、BOSSともに最難所で、比較的その後のSTAGEは初心者でもクリアできるレベルである。また、敵弾の外見が小さいわりに当たり判定が大きくなっており、十分距離をとって回避したつもりでも被弾してしまう現象が散見される。(初期のGBAではバックライトがない為、より一層弾除けがし辛い出来になっていたが、GBASPの登場でバックライトがつき、少しだけ弾の存在が確認できるようになった。)エリアも使いまわしが多く、BGMの再現レベルも芳しくない(同じBGMを切断してそれぞれを別曲として代用するなど前代未聞の手抜きが目立った。とくにラスボスの曲については1つの曲を3?4つにブツ切りにして短い繰り返しの曲にしてしまっていた)ことから、発売元の歴史からも“黒歴史”的扱いを受ける作品となった。
ダライアスゲート(2002年、iモード・Yahoo!ケータイ、EZアプリ)
タイトー監修、ボーステック企画・開発という形態で制作。
ダライアス完全版・完全版ワイド(2007年9月12日、Yahoo!ケータイ)
タイトーが配信。ワイド版は画面を横向きにできる携帯電話に対応しており、アーケード版の雰囲気を再現している。
ダライアス(2007年12月13日、EZアプリ(BREW))
タイトーが配信。BREWの持つ高速・大容量のメリットを生かし各ステージおよびBGMはアーケード版をほぼ忠実に再現。また5種類のエンディング画面もほぼ忠実に再現されている。アーケード版と同じくボスは全11体でステージは全28ステージ。なお本アプリは他キャリア版のダライアスにはないEZアプリ(BREW)版独自のオリジナル機能としてランキング機能が搭載されており、全国ランキングの上位に入賞されたユーザーには「インベーダーでGO!」サイト内のポイント交換所で使用できるポイントが付与される。ポイント交換所にはここでしか手に入らないレアアイテム「ダライアス待ち受けFlashR」や「ダライアス壁紙」などがダウンロード可能。
ダライアスワイド(2007年12月21日、iモード(905iシリーズ対応版))
タイトーが配信。ワイド画面に対応し、効果音やBGMをアーケード版に限りなく近い音で再現しておりEZアプリ(BREW)版同様ボス全11体および全28ステージを収録している。なお現時点(2007年12月21日現在)での対応機種はP905i、D905i、F905i、F904iのみ。
その他
有名なBGM CAPTAIN NEO はメタルソルジャーアイザック のアレンジバージョンである。
「DARIUS」という名前の元は人名。タイトーのゲームには「QIX」、「SEAFLY(セアフリー)」などの読みにくいタイトルが多いが、敢えて読みにくい名前をつけて印象を深めようという考えがあった。
元々はボスのアメリカザリガニの名前は「レッドシェアーズ」で、カニが「デュアルシェアーズ」であったが、カニが没になったためアメリカザリガニがデュアルシェアーズという名前になった。その後、PCエンジン版でカニがシオマネキとして復活し、名前も「レッドクラブ」になった。
発売前(AMショーなど)はガードサベージとビッグラジャーンヌを含めた13体のボスがいたが、発売に向けてボスを11体に絞り込む時点で、ガードサベージは「キャラクタが小さい」、ビッグラジャーンヌは「キャラクタが傾きすぎている」といった見栄えの問題で泣く泣く没にされた。しかし、PCエンジン版で復活採用されることになった。
ボスの耐久力、敵キャラやアイテムの配置とショット強度、難易度を調整されたエキストラバージョンが発表された。変更点は以下の通り。なおエキストラバージョンは、ゲーム情報誌ゲーメスト(新声社)の石井ぜんじも助言役として参加している。
オールクリア時に残機1機に付き100万点ボーナスが加算される様になった。これは残機を使って延々と稼くことによるプレイ時間延長行為を防止するため。
対ボス戦において、パーツを破壊するとその分のダメージが本体にも加算されるようになった。
レーザーの威力が増した。これと前項により難関とされる対ピラニア戦が多少やりやすくなっている。旧バージョンでは多くのプレイヤーがパワーアップをミサイルで止めていたことによる対応。
各ゾーンのパワーアップカプセルの配分を見直し、ゾーン毎に特徴のある配分にした。
主人公の名前はプレイヤー1が「プロコ(PROCO)」、プレイヤー2が「ティアット(TIAT)」であり、繋げて逆から読むと"TAITO CORP"となる。また、地上物扱い(実際には空中に浮いている物もある)の雑魚敵の名前はすべてタイトー社員の名前を逆から読んだものであり(「タジフ→藤田」「ワ・ガセハ→長谷川」など)、空中物扱いの雑魚は薬品名をもじったものである(ネシウム→マグネシウムから、ホルム→クロロホルムから、など)。
エンディングは、選択した最終面によって異なる。新天地での復興、シリアスな悲劇、夢落ち、冗談、未来のゲーム等によってゲームが締めくくられる。
1upアイテムとして出現するキャラは、もともと企画段階で味方護衛機としてデザインされた物である。シルバーホークと似ていないのはそのため。また、同じキャラがダライアスIIにおいては敵キャラとして後方から出現する。
発売直後の最初のバージョンでは、アーム無しの状態で弾に当たっても死ななくなるバグがあったが、当時のゲーメストのライターがこれを発見して開発者に連絡し、後のバージョンで修正された。
パワーユニットを2つ同時に取ると、1つしか取った事にならない。
最後のボスを倒した後、シルバーホークが操作出来なくなる前に地形にぶつけて最後の一機を自殺させると、エンディングとネーム入れが重なって起こる。
1人プレイでも、なぜか反対側のプレイヤーに得点が入ってしまう事がある(全滅カプセルによる得点である)。
Yゾーンをクリアするパターンがハイスコア(当時、9,000,000点台)狙いで一般的だった時代に、ゲーメスト編集部内である編集者が「一千万点出せる可能性があるのは(グレートシングのドリルミサイルで稼げる)Zゾーンクリアしかないね」と言ったところ、石井ぜんじは「いやいや、それは絶対に無理だ」と言った。しかし、実際にそれをやってのけたのは石井ぜんじ本人であった。
2009年現在の稼働状況 - 現存数は少ないが、OLDゲーム愛好者に非常に人気のあるタイトルであり、都市部のOLDゲーム取り扱いゲームセンターでは客寄せとしてコンスタントに稼働している。但し、基板の寿命が近づいており、故障すると修理不能のために不本意ながら撤去するケースもある。また、(ダライアスに限らず大型筐体のゲーム機はすべてそうだが)筐体はPSE法に抵触するため、現在の稼動店舗以外で、純正の状態で稼動する可能性はない。また、モニタの関係で、純正以外の仕様で稼働するのも難しい。
ゲームTシャツで名高いMARS16から、2004年にオフィシャルTシャツが発売された。
ベンチのボディソニックにより発生する重低音が近隣の迷惑となるため、ベンチへの配線(またはベンチそのもの)を外して営業に使用されていたロケーションもあった。但し、ベンチそのものを外すと風営適正化法の規制対象機器となってしまう(本来、本機は規制対象外機器)。
パワーアップアイテムの配置が難易度設定により変化するため、設定により最適なパターンが異なる場合もある。また、ゾーンAのアイテム数で難易度設定が看破可能(ハードとベリーハードの配置は同じ)。エキストラバージョンでは難易度設定ノーマルとハードのアイテム配置が変更されている(このため、エキストラバージョンではハードとベリーハードのアイテム配置が異なる)。
2008年7月にダライアスプラス(600 Wiiポイント)が、同年10月にはスーパーダライアス(800 Wiiポイント)がWiiのバーチャルコンソールにて配信されている。また配信元もNECアベニューから版権を持つタイトーからとなっている。PCエンジンやPCエンジンスーパーグラフィックスではよく見られたちらつきも無くなった。
1987年8月に(株)ビッグアップルよりダライアス写真集が発売された。